最強少女と最強の男たち
流「・・・・ちょっと眠ぃから帰ってくれるか?」

流母「わかったわ。死なないでよ?」

流「今生きてるだろ?大丈夫。」

流星「なら行くか。」

流父「じゃあな。また来る。」

流「ああ。」

バタン

流「もう出ていいぞ。」

布団から出た。

流「見合いのこと親から聞かされたか?」

「聞いてない。どのみち断る。結婚する気も恋もしない。」

「シャドーとして生きる。」

流「しないって言うけど恋ってもんはいつの間にかしてるもんだ。雪菜も」

「誰に?」

流「それはわかんねぇけど、そいつを見るとドキドキするとかちょっとした気遣いとかしぐさでドキっとするとか。」

「見てもドキドキしない。ただドキッってしたことはある。ただ・・・」

流「ただ・・・?」

「色々な人にドキってした。カイトとか。」

流「お前男慣れしてないのか?」

「当たり前だ。男って言ったって友達とか仲間だし、一緒に居たのは紫苑たちだし・・・」

流「ん~・・・その紫苑って奴等のことは好きか?」

「好きだよ。でも恋なのかわからない。それに今はドキっとも何も感じない。心ないからな。」

流「そうか・・・」

「もう帰るな。おじいちゃんに会って行こうと思うからな。」

流「ここに入院してるのか?」

「ここの経営者。院長って言うんだっけ?とにかく経営者だからここに居るから。久しぶりに会いに行く。」

流「へ~。」

「じゃあまたな。迎えに行くとかって言う話。あれ流んとこ親来るだろうから行かんとくわ。知り合いってばれるとめんどいからな。じゃ。」

バタン
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