最強少女と最強の男たち
祖父「優しさ、希望、平和。これはすべて雪菜に当てはまる。」

「私がシャドーの理由は当てはまるから?春馬でも当てはまるんじゃ・・」

祖父「雪菜。今から言うことを受け止めれるか?」

「?内容にもよるけど、大丈夫だ。」

祖父「よく聞くんだ。春馬はお前の兄であるが血が違うんだ。」

「?ど、どういうこと?」

祖父「母親は同じだが父親が違うということだ。」

「!?」

「な、なんで?」

祖父「春馬は許婚との子ども。雪菜。お前は本当に愛されて生まれた子。」

祖父「過去のことはママに聞きなさい。もう帰っていい。」

「・・・・・」

私は黙ってその場から去った。

今の私にはわからなかった。

頭で考えたってわからない。

今自分何を思ってるの?

悲しい?

驚き?

怒り?

「わかんないよぉ・・・」

泣きたくても泣けない。

心から泣く事が出来ないから。

帰ろう・・・

エレベーターからダッシュで降り、走って家へ帰った。

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