最強少女と最強の男たち
「あれ?玲央じゃん。お前ここのクラスだったんだ」

「晶こいつ誰?」

「ん?転校生」

「ふ~ん。にしてもなんで名前知っているんだ?」

「理事長室まで案内した時に名前聞いた。」

「それなら辻褄が合うって訳ね。」

「ああ。」

「俺は水龍の総長。」

「で俺幹部の君嶋武威よろしく。」

「さっき言った通り幹部の瑞希。」

「副総長の皆川流よろしく。」

「幹部。加川那珂・・・。」

「こいつ無口で女嫌いなんだよ。」

「ふ~ん。」

「怖くないのか?」

「何が?」

「俺ら水龍だし。」

「水龍だからとか関係ねぇ。」

『は?』

「だってそうだろ?水龍だろうが雷神だろうが関係ねぇし。同じ生きてる者同士。ただそれだけじゃん。」

「お前気に入った。俺の族に入れ。」

「断る。」

『は?』

「だから入れねぇってんの。そんだけ。じゃあな。」

「どこに行くんだ?」

「さぼり。」
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