D・B・F
ソープな私
お金がいる。それも沢山。
『はい、あげますよ』などと言ってくれる人なんていない。

私がめちゃくちゃ綺麗だったら、そんな夢のような話しもあったかもしれないけどね。

私は、デブだ。

身体を洗うのに椅子に腰掛けると、自分のお腹に胃が圧迫されて、吐きそうになる。

足の爪を切る時もやっぱり胃が圧迫されて吐きそうって言うか、呼吸困難になる。

屈むと危険な、見事な段々腹のデブ。

話はそれちゃったけど…

まぁそんなデブでも、高額収入アルバイトにチャレンジする事が出来るのだ。

高額収入→風俗って、つながらない人もいるだろうけど、計画もたてられず借金作っちゃった私には、沢山収入得るには『風俗しかない!』って思ってね。

で、本屋さんで高収入アルバイトの雑誌を買って来て、お店を調べて、面接して、今働いてる。

色々なジャンルの店に、面接や体験入店したりした。

で、結局一番衛生的だったのがソープだったから、ソープ嬢になった。

客の身体を石鹸で、キレイにキレイに洗ってあげて、歯磨きして、イソジンでうがい。

全部一通り、私のリードで衛生的にピカピカに出来るのって、ソープだけの気がするよ。

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