僕と翔太
「ショウタ、ちょっと聞いてくれよ。
あいつがまた怒るんだぜ。
オレは浮気なんかしてないのに、
昨日、違う女の人と会っていたでしょうって……
こっちは接待で別に行きたくもない
キャバクラへ仕事で行ったって言っているのに、
電話の向こうから馴れ馴れしい女性の声が聞こえたって、
はあ、何で女性はすぐに感情的になるんだろう……
本当に嫌になっちゃうよな。ショウタ」


 翼はショウタに散々と愚痴を溢してから、
その場でバタっと眠るのだった。
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