僕と翔太
「じゃあ、翼……
これからも身体に気を付けて。
お仕事もがんばって。
いっぱい幸せになってね……
さようなら……」


 目の前にいたはずの彼女は、
真っ暗な雨の中を走り去って行った。


 もう手の届かない場所へ。
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