僕と翔太
だけど、どうしようもない暗闇が、
翼の頭の中に渦巻く。


 しかし、翼には帰る家があった。


いつものように、ショウタはそっと翼の所へ。


「ショウタ、オレ、今晩、振られちゃったよ。
本当に情けないよな……
彼女の誕生日にダイヤの指輪を
貯金とボーナス叩いて買ったのに……
それを渡すことも出来なかった。
オレは彼女を深く愛していたのに……」
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