僕と翔太
 翼はゴシゴシと強めにショウタの頭を
撫でながら宿を探した。


「あったぞ! ここがいい! 
おっ、ちょうど空きがあるぞ! 
ここにしようなショウタ! 
なんだか最近あった嫌なことも忘れることが出来そうだ」


 翼は電話番号を確認して早速その宿に予約を入れた。


 一週間後の土曜日、翼とショウタは
朝五時に起きてワゴン車に乗った。


 ショウタは車の中でおとなしく座っていた。
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