僕と翔太
「一体全体、何でだよ! ひっく、ひっく」


 翼のそんな姿を見ていたショウタは、
翼を励まそうと昼の散策で持って帰った
タンポポを咥えて来た。


「何だそんなものいらないよ!」
と叫び、
翼は手の甲でタンポポとショウタの顔を叩いた。


「キャン!」


 その瞬間、ショウタの身体が吹っ飛んだ。
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