僕と翔太
 段々と翼は涙で目も開けられなくなり、
翼の身体も限界近づいてきた。


その時、翼の目の前に一筋の朝日の光が差し込んだ。


 翼はその光に導かれるように、
まっすぐ山道を走り叫んだ。


「ショウタ!」


 翼の声を訊いたショウタは、
奇跡的に意識を取り戻した。


そして、ショウタの耳に心地良く翼の声が届いた。
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