僕と翔太
 ショウタはお世辞にも見た目の色は良くはなかった。


いわゆる、雑種犬だったが、
翼にとって、その風貌は凛々しい自慢の親友だった。


「さあ、もう帰ろうか」


 翼はショウタの頭を撫でて、
ゆっくりと前へ歩き始めた。
< 9 / 42 >

この作品をシェア

pagetop