Fahrenheit -華氏- Ⅱ
ドキンっ!!心臓が大きく跳ねた。
受信時間は今から20分ほど前。
って言うか瑠華からメール来たのって珍しくない??(思ってて、悲しくなっちゃったよ、俺…)
気を落ち着かせるために、佐々木の入れてくれたコーヒーを一飲み。
佐々木のあっついコーヒーが逆に気分を落ち着かせてくれた。
メールの題名は“お友達の心音(ココネ)ちゃんと”となっていた。
そして添付ファイルが一つ。
瑠華の友達は心音って言うのか。名前は可愛いな♪
なんて呑気に思いながらそのファイルを開くと―――
ブーーーー!!!
俺は危うくコーヒーを吹き出しそうになった。