Fahrenheit -華氏- Ⅱ
だけど再び目を閉じて見た夢は―――
「まだ終わりじゃない。ヴァレンタインとの決着をつけるまでよ
憎しみは終わらない」
酷く真剣な顔をした
心音の姿だった。
そう―――憎しみは続いていくのだ。
終わりのないループのように。
一体いつになったらこの気持ちの悪い感情に終止符を打つことができるのだろうか。
マックスをやり込められたら?
ヴァレンタインを潰せたら?
でも、きっとそんなことをしても――――壊れたものは永遠に治ることはないだろうし、
虚しいだけな気がするの。
どうすればいいの?
.。・*・。..*・ Side Ruka End ・*..。・*・。.
~憎しみを道連れに END~