兎小屋 〜side:♂〜

「あなたを想っていました。よかったら私と…」


何回目かわからない告白を、茶々相手に続けている彼女の背後から近づく


「好きです!付き合ってください!」

「いや、生物学的に無理だから」


俺は背後から、彼女の告白にツッコミを入れる

すると、しょんぼりしたあと彼女の体が固まる

あ、やっぱり驚かしたか?
背後からいきなり話かけたからなぁ


「茶々がしゃべった!!」

「いやいや…君、どんだけ天然なの?」


茶々がしゃべるわけがない…

君の耳はいったい、どこについてるんだよ…

やっと背後の俺の存在に気付いたのか、そーっと後ろを振り返る彼女


「かっ!かかか!!」

「君…おもしろいね」


振り向いた彼女は、驚き過ぎて言葉になっていなかった

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