兎小屋 〜side:♂〜
「生徒会長ぉ〜」
「大島くぅ〜ん」
朝から、そんな甘ったるい声を聞き続けた結果
午後には、ぐったりしていた
とりあえず、今のところは一つも受け取っていない
一つ受け取ったらキリがないから
「…行かなきゃ…な」
机に突っ伏してた体を起こし、生徒会室に向かう
これから、書類が待ってると思うと気が重い
…里村さんは、うまくいったのかな?
そんなことを、ぼんやりと思いながら、重い足取りで生徒会室を目指した