兎小屋 〜side:♂〜
ゆっくり、ソファーから立ち上がり扉に向かう卯月
で、扉を開けるかと思ったら、扉の前で俺の方に向き直った
「ねぇ」
そして、短く呼ばれる
「ん?」
書類から目を外し、扉の前の卯月に目を向ける
そして、何かを決意した卯月が口を開く
「皐月、大好き!」
「ぇ…?!」
いきなり過ぎて、身構えてなかった俺は、変な声を出してしまった
っと同時に、上がる俺の体温
そして、閉まる扉
そこに彼女は、もういない
言い逃げ…!?