兎小屋 〜side:♂〜
「おまえ、茶々って名前なんだな」
さっき、小屋を掃除してて気がついた表札
女の子の字で
『茶々』
と、書かれている
「あの子が、名付けたんだね?」
目を閉じてまったりしてる茶々に話しかける
「あの子は、誰なんだろう」
制服のリボンの色から見て、同じ学年ではあるんだけど
それ以外は何も分からない
あの子のことが知りたい
ふと、そんなことを思っている自分
この気持ちがなんなのか…
今は、まだ解らない…