大嫌いな君
ははっ、何故か俺は澪導に背中を洗われ中です
あー、もう俺死んだ…(泣)
まぁ、前はタオルで隠してるから大丈夫だけどさー
「ほら、前向け。」
………へ?
「はぁ!?子供でもあるまいし、何でお前に洗われなくちゃいけねぇんだよ!!」
後ろだけでも死にそうなのに、前もかよっ!!
「ぐずぐずしない、でねぇとまたキスするぞ?」
「へっへーんだ、手で隠すからできねぇよっ。」
と俺は言い、口を手で隠す
「…へぇ、ならこっちにも考えはあるがなぁ。」
ニヤリッと妖艶な笑みを浮かべて俺に近づく
その笑いは何かを企んでいる獣の顔
気を抜くと、心まで奪われそうな瞳
澪導は俺の太腿を撫でる
俺が反応したせいか笑みを浮かべて
「反応してんの?」
いつもよりトーンを低めで囁いてくる
俺はだんだん力が抜けてしまって不覚にも堕ちてしまった
「っと……。」
俺を抱き受けた澪導が耳元で
「悪い子には、お仕置きだな。」
そう言って妖艶な笑みで笑った