大嫌いな君
最悪だ…自分でもこんな弱い所があるなんて知らなかった
不覚……。
「息、しろよ?」
何の事か分からず、澪導を見た瞬間
三度目の、キス
「んっ……、は」
俺が口をあけた瞬間、澪導の舌が入り込んでくる
「んぅ…、ふ、は…。」
俺の酸素がなくなっていき、もう駄目だと澪導の肩を叩く
それでもアイツは止めなくて
ってか、恋人さんとかはこんな生死の間をさまよってんのか!?
大変だなぁ…
俺等は恋人じゃねぇけどな…
しばらくして、口が離れ銀色の糸を引く
「はぁ……はぁ、」
俺が肩で息をしている時だった
「駄目だ、下手すぎる…。」
………は?
「ったく、息しろよっつたのに。」
俺は怒りが内側から出てくる
「はぁ!?んなのしらねぇよ!!第一、恋人でもねぇのに何でキスなんかすんだよっ!!」
俺は思いっきり叫ぶ
「んなの決まってんだろ、したいから。」
この野郎……
ぜってぇーヤるっ!!
※殺す、の意味です☆