大嫌いな君
「ふぅー……。」
俺は溜息をついて今まさに家の扉の前に居る
ってか、ただいまって言った方がいいのか!!??
いやいや、言うべきだろう
いやいや、でも引かれないか?
……ま、いっか
俺はドアノブに手を掛け扉を開いた
「ただいま。」
「あ、お帰りー。」
………へ?
あれ?返した?
マジで?
ってか、何でこんなしょうも無い事を気にしてるんだよっ、俺っ!!
沈黙が続く
あれ?いい匂い、飯でも作ったのか?
よし、この話題でいこう
「あ、わりぃ。飯作ってくれたんだな。」
「ん?あ、あぁ。居候だからな、何かしないと……。」
「…料理できるんだな、毒入ってねぇか?」
「入ってねぇよっ!!」
そう言い合う俺たち
はぁ、小学生かよっ
まぁ、いいよな
こんな時間も
この時間が続くようにと、俺は初めて神様に祈った____