大嫌いな君
繋がり
~次の日~
ったく…
なーにーが
『駄目だ、下手すぎる…。』
だよっ!!仕方ねぇだろっ!!舌入れるのとかやったことねぇしっ!!
っつか恥ずかしくてできねぇっつの!!
あぁー……
あぁぁぁーーー!!!!!
俺は口に出していたのか、澪導が自分の部屋から出て来て
「……煩い。」
「あ、わりぃ……おはよ。」
「ん、おはよ。」
……って、あれ?何で俺が謝ってんの!?
NO---!!!!
「あ、そうそう。今日は七時に出ろよ。」
「はぁ!?いつでもいいじゃんかよっ、第一。お前に命令される筋合いはないっつーの!!」
「…アホか、生徒と先生が一緒にご登校、なんざ直に俺等が同居してるのばれるぞ。それならともかく、俺を慕っている生徒は多いんだ、目の敵にされんぞ?」
そう言って、俺の頭を撫でる
あれ?俺の心配をしてくれてるのか…?
案外、いい奴かも……
「ま、それで俺の教師人生が終わるとか俺のプライドが許さねぇけどな。」
けけけっ、と笑いながらあいつは言う
前言撤回!!コイツは悪魔だ!!
「お、美味そう。頂きます」
俺の頭から手を離すと、あいつは俺が作った朝ごはんを食べ始める
気に入られてんのは、そこだけかもな……
ま、いいや
朝ごはん食べよ……。