大嫌いな君
只今、俺と透は見詰め合ってる
あーあ、これだけは隠しておきたかったんだけど。
「・・・。」
「・・・。」
ははっ、見事に沈黙(泣)
「…、あー。やっぱ、引いたか?」
ふぅ、と溜息をつきながら俺はソファに座る
「え?何がだ?」
動揺してるな…、そりゃそうか
「…このぬいぐるみ達だよ……。」
「…、別にいいんじゃね?俺だって可愛い物好きだし。」
慰めはいらねぇっつーの・・・
嫌いになるなら、嫌っても・・・
透はクマのぬいぐるみを持って俺に突き刺し
「ほら、いいじゃん。別に」
にへっ、と笑う
俺は、一瞬驚いた
ったく、コイツは…
「くくっ…、全くお前って奴は…。」
笑いながら透の頭を撫でる
「本当、可愛いな…。」
あーあ、マジで手放したくねぇなぁ
どうすっかな、俺
ふと、透を見ると倒れていた
「おい、透!?透!!!!!」
返事は無い
焦った
本当に
息が止まりそうなほど
こんなに、俺はアイツの事を_____
想っているんだと_____