シスコン★ブラザーズ



シャァァァァ







「大丈夫?


痛くない?」





「う、ん。


ごめんね、迷惑かけて。」




「全然。

それより良かった。


傷浅くて。



あっちょっと待ってて。」



そういうと俊介君はトイレから出て行った



鏡を見たらぼさぼさ頭にぼろぼろの顔




少しでも良く見せようと



髪の毛を直していたら





「これ買ってきたよ。」




俊介君が買ってきたのは絆創膏





「多分この大きさなら傷口入ると思うんだけど・・・。」




そう言いながら私のおでこに絆創膏を貼る



俊介君の顔が近い





俊介君を見つめていたら



目があった




しばらくの沈黙













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