シスコン★ブラザーズ


「お疲れ様でしたー。」





「行くよー。」



「うん。」






私は全力で走った


そして人ごみの中に逃げ込んだ



「はぁはぁ。
もう動けない・・・。」


私はその場に座り込んだ



「大丈夫?」

心配そうに俊介君の顔が
覗きこんできた


その俊介君の背後に
お兄ちゃん達の姿が見えた




「澪ーー!!

何処だ澪?」


体育会系をなめたら駄目だな


でもまだ私達の存在に気付いてないみたいだ


でもすぐにばれるだろう



「もう駄目だ・・・。」




「そうでもないかもよ。」





「えっ?」
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