秘密少女の非日常。Ⅱ






『おっ前ついこないだ会った顔を忘れるんじゃねぇよボケ!』



「…はー、な~んだ。あんたか」

ふう。焦ったぜ☆
みたいに手を額に当てて言う


このヤロウ、あんたとは何だ


『さっきと態度が全然違うんだけど?』



「まあまあ、そうピリピリしなさんな。」


どうどうと、してくる。なんかムカつくな



「ていうかなんであんたがここにいんのよ?」


『ふんっお前に関係ないね。』


「…そーですか。じゃあ別にいいわ。あたし達そろそろ行くから。じゃね…(えーと)…会長サン」

そう言って歩いて行く。



















「いやーさっきやっと思い出したよ~。今の人。」



遠いから小さな声だけどはっきり聞こえる



今の人ってまさか、俺?

「はー!?じゃああんた王子と知らずにあんなに普通に話してたわけー!?」


その通りだ


「ん~。なんかあたしの知り合いみたいなカンヂだったからてきとーにあんたとか言って誤魔化しといた」



・・・確かに名前呼ばれてないな。まあ、俺もだけど




それにしてもスッゲー神経だな。あり得ねー







ふっ

ホント、変な奴














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