秘密少女の非日常。Ⅱ
家に帰ったあたしは、ラルに手伝ってもらい、パイプの修理は簡単に終わった。
だけど…
『う~んやっぱり祠?造らないとダメかなぁ?』
≪なんで、面倒くさいの?真冬の力でやったら簡単じゃん≫
『まあそーなんだけど…』
≪だけど何?≫
『確かにあたしの力でしたらぽんってでてくるけど、それじゃダメなんだよね。』
あたしがそんなのに頼ったら、きっと優秀な神使どころか妖怪が住み着いてしまう。まあ妖怪でも使えれば良いんだけど。丹精込めたのだったら、良い奴が使えるからね、多分。
そうラルに言うと、
≪へぇ~~そうなんだぁ。じゃ頑張らないとね!
…ところで……≫