秘密少女の非日常。Ⅱ
『じゃ、喚ぶから白い紙とペン持って来てくれない?』
とラルに頼んだ。するとラルはぷーと頬を膨らませて
≪真冬って僕のこと何だと思ってるの!?≫
何故だかふくれているラル。
『え…?そりゃあ……友達だよ?』
≪むっかぁ。今の間、何!?友達なら僕の使い方荒いよ!もう真冬なんて知らないっ!!≫
ぷんぷんと怒っている
………え 何この生き物。めちゃくちゃカワイイんですけど
『あはは、ごめんごめん。ちょっとからかいたくなっちゃった。ごめんね?今日のご飯大盛りにして上げるからさ、ね?』
それを聞いた瞬間ラルはピクッと体が動いた
≪///そっそれなら許してやらないこともないね!≫
誰が見てもルンルンと言うであろう様子
ふふったぁん・じゅん♪でもそこがイイ!
ってあたしは変態か…
ああ、でもさっきのツンツンした態度も捨てがたいなー
ま、それは置いといて
『じゃ準備よろしくぅ!』
左手を前に出して親指を立ててグーサインする。おまけにウィンクも。
≪…なんか、すっごくむかつくのは僕だけ…?≫
そう言って紙とペンを取りに行った。も~素直じゃーないな~