秘密少女の非日常。Ⅱ
『…うん。あのさ、涼。あたし確かに買いたいのがあるって言ったよね?』
「え?そんな事言ってたっけ?」
くっ呆けやがってっ!!
さあ問題です。あたしは今どこにいるでしょーか?
『言ったじゃん!!』
ダンと平手を物に打ち付ける。
『…いてっ…なのに、なのに何でっ
なんであたしはこんなトコにいんのよ!!ってか、ここどこ!?』
「どこって…ウチ主催のパーティーよ?だからウチの私有地。」
そう…今パーティーの真っ只中にあたしはいます。
フフフ、と笑う涼が憎らしい。
『す、涼のバカーー!!』