秘密少女の非日常。Ⅱ
ビュウウウッ
≪ゔー…ギャンっ!≫
突風に耐えきれず吹き飛ばされ壁に当たったラル
『!!大丈夫!?』
そう言いつつもあたしは振り返らず腕で顔を隠すようにしながらずっと目線を目の前に向ける
!!
来たっ!!
突風がそれ以上にドッと強い風が吹いた
そして途端に風が止み、そこに黒い影が現れた
そこには…
≪…私を喚び寄せたのは、貴女ですか?≫
そこには銀色の毛並みをした…美しい狐がいた
『ええ、その通り』