秘密少女の非日常。Ⅱ
赤ずきん=影が薄い
『ん~~…』
もぞっ
ん~…ん?
寝返りが、出来ない?
ていうか腰と背中に違和感が…何で?
ジリリリリリッ
目覚まし時計が…あーもう起きなきゃいけない時間か~。
「朝ですよま・ふ・ゆ♪」
≪朝だよー!真冬~起きてー!!≫
ぱちっ
『…ああ、夢か…おやすみ。』
≪真冬~夢じゃないよー?朝だよー二度寝はいけないよー起きて!!≫
「真冬、がっこうと言う学舎に行くのではないんですか?…まあ寝てても良いですけどね。私はあなたが寝てる間に好きなようにしますから。例えばキス…とか。」
『やぁおはよう。ラルに円。良い天気だね。』
「雨、降ってますけどね。」
『…………。』
ザーーーーー
あ、ホントだぁー雨の音が聞こえるー。
『良い天気だね。植物が良く潤う様な雨模様。』