秘密少女の非日常。Ⅱ
『で?』
「はい?」
『いつになったら手を退けてくれるのかな?』
そう言って背中と腰に回された手の腰にある手をつねった。
それを痛そうな素振りもなく、逆に涼しいそうな爽やか顔で「すみません」と言って退けた。
『二人とも起こしてくれてありがとうね。』
二人の頭をなでなでするとニッと笑った。
「「どーいたしまして!」」
『さ、着替えて朝食作るとしますか。』
ベッドから降りて着替える。
……が
ジーーっ
『ちょっと着替えるんだから寝室から出なさいよ。』
「えー?僕はいいでしょー?」
ダメ!
「それでは後で帰って来てから眺めましょう…風呂の中で、じっくりと。」
余計嫌よ!!あんたはもう紛れもない変態よ!
バタン
はー朝から疲れる。
あたしはそう思いながら寝間着から制服に着替えて、部屋から出る。