秘密少女の非日常。Ⅱ
『はい出来たよ。どーぞ。』
あたしがテーブルに並べた料理は味噌汁、ご飯、目玉焼き、野菜炒め。
あたしからの細やかな嫌がらせ。
「に、肉がありません!」
『ん~?何か言ったー?』
「な、んでも、ありません。」
かなりショックを受けているようだ。ラルも放心状態になっていた。
仕方ない…。
ガタッ
席を立ちそしてキッチンに行って、あるものを持ってくる。
『はい、しょうが焼き。』
コト、としょうが焼きの入ったお皿をテーブルにおくと瞬間二人の顔がパァアアと明るくなった。
『あたしも鬼じゃないしね。でもちゃんと他のも食べなさいよ?バランス良く食べなきゃ不健康なんだから。』
「はい!分かりました!」
「はーい!」
うんうんと頷くふたり。なんか犬飼った気分ね。
ま、実際に犬なんだけどね。
『それじゃ
「「いただきます(いただきまーす)」」』