秘密少女の非日常。Ⅱ








はあっはあっはあっはあっ……あと、少しっ!




ガラッ



「あ、真冬おはよう。」


『はあっはあっはあっ…ギ、ギリギリセーフ?』


扉を開け肩で息をしながら聞く。


「セーフじゃねーよバカが。」


そう言ってあたしの頭を軽くこつく。


『はあっはあっ……ちっいちいちうるさいんだよバカ教師が…何でセーフじゃないの。』


「そのバカ教師がお前に分かりやすく言ってやる今日はいつもより30分早く来いって先週の金曜日のSHRに言ったはずだけど?」

金曜日のSHRっていえばあたしの目の前にいるこの教師がしてたっけ?

『ああ、ごめん聞いてなかった。』


あんたの話だったから。






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