秘密少女の非日常。Ⅱ
「んあ?何だと!?俺の話を聞かないで誰の話を聞くってんだ!」
あんた以外ってのは確実だよ。
あたしは米沢を無視して席に着く。
『で?今日って何かあったっけ?』
と隣の男子の確か…あれ…誰だったっけ?…まあ、その男子に聞いた。
「ああ、確か修学旅行の為に授業を早く始めてとっとと終わらそう…みたいな事を言ってた様な。」
いい加減な…そんな事して良いの?
『担任なのにそんな事して良いもんなの?』
そう言って米沢の方をチラッと見る。
「さあ?」
『ホントいい加減だよねー』
同意を求める様にまた男子の方を見る。
「クスクス…そうだね。」
何故か笑いだす。な、何なのさ。
結局よく分からないままだった。
…あ、そういえば――