秘密少女の非日常。Ⅱ
ま、似てるけどさ…無駄に金使い過ぎなんだよ、ボケ。
はぁ…ったくこれだから金持ちは…。
「さあっ!!お早く!傷の御手当てを!!」
『え、えと…あの、いえ別に痛みなんてありませんか「まあっ!麻痺してるかもしれませんわ!!」
え…ちょお落ち着けや。
『ほ、ホントに大丈夫ですので。』
お願い!あたしの話を聞いて!!
「ハァ…仕方ありませんね。そこの方、少々手伝ってくれませんか?」
ため息つかれたんですけど!?
てか手伝うって…!!
「はい。分かりました。」
…イッヤァアーーっ!!
お願い!ホンットに止めて!!
ガシッガシッ
と両腕を男の人とさっきのメイドに捕まれた。
「さて、行きますか。」
「はい。」
…もう半泣きッスよ。
てか、もう泣いてます。