秘密少女の非日常。Ⅱ
まあとりあえず落ち着こう。茶でも一杯貰って来るか…
「どこ行くの?」
椅子を引いて立つとまたヤツが馴れ馴れしく話し掛けてきた。
『お茶…貰いに。』
「なら俺も行くよ。」
ガタッと席を立つ性悪男。
『ううん、一人で大丈夫!』
笑顔で返した。
ホントは「あんたなんかと一緒にいるだけであたしのストレスが溜まるわ!!」と言いたいがあたしもまだ命が惜しいのでそんなこと言えない。
もし言ったら全女子生徒を敵にまわすに違いない。絶対血祭りになる!!
「そう…じゃ、俺のもヨロシクね。」
にっこり笑って言われた
『……は?』
が、意味が分からない。
「俺のも淹れて来て?」
『ふっ』
っざけんなー!!
『欲しかったら自分で取りに言ったら?』
「だったら一緒に行こうか。」
『大人しく座ってて?あ・た・しがっ!取って来て上げるから。』
間違っても一緒に歩きたくない。これはあたしのポリシーだ。←
「ヨロシクねー。」
『ふんっ!』