秘密少女の非日常。Ⅱ
「かっ辛!!い、いや酸っぱ!?かと思えば苦っ!!」
涙目になりながら言う姿を見るのは良い気分。
「てっめぇ…ハッ……岡崎さん一体何を入れたんだい?」
『あらあら手前ぇなんてお下品な。
そうですねーお湯と酢を4:6の割合で、茶っぱで色を着けた後、“味付け”にワサビを溶かしてみました。そのままだと臭うので“香り”づけにバニラエッセンスを大量に。まあ、あたしは慧サンに頼んだだけですけどね。何ですか、慧サンへの文句ですか?吹き出すなんて、慧サン可哀想。』
うるる、としてみせる。
「君は悪魔か…」
『残念ながらあたしは自分が鬼なんじゃないかとさっき気付いたの。』
ふふふ
ホント面白い。きっと会長サンはあたしの笑いのツボだ。