秘密少女の非日常。Ⅱ
『んははーーっま、別にいんじゃない?』
ケラケラと笑って誤魔化した。
『…それで?君たちがこーんな人がいっぱいいる処に何か?』
聞いてみると、二人同時にニマー、と笑った。
「それはねー、」
と言ってラルが持ってきたカバンの中に手を突っ込んだ。
ついでに円はずっと笑顔。
「んーと、はいっこれ!」
『はい?』
渡されたのは布で覆われた大きな四角い物体。
はっとする
『まままさか、これって…べ、弁当、だったりして。』
ていうか重箱。
苦笑いで聞くと当たりです、と言って円は頷いた。
は、はは
マジっすか。
今さっきお腹満たされたんですケド。