秘密少女の非日常。Ⅱ
そんな事を思っていると会長さんの周りのオーラがドス黒くなったのに気がついた。
……?なんだ…?そんな無理して作った笑顔をこっちに向けんな。気色悪い。
軽く眉間に皺を寄せて何、と聞いてみた。
「岡崎さん、知ってる?……声に出てるってこと。」
『あ、マジですかー?そりゃスンマソン。』
心にもないことを言ってやった。それもふざけ混じりで。
「誠意を見せて。俺、プリンが欲しいな。」
『いっただっきまーすっ!!』
そんなのムシムシ。調子こくなや、アホンダラ。
と思いつつ、あたしは勢い良く食べだした。