秘密少女の非日常。Ⅱ
何を言いたいのかというのはですね、この悪魔様から逃げれないという事だ。
「何を思ってたのかなぁあ?」
『はっハイ!!愚かにもこの私(ワタクシ)、貴女様を悪魔と思いましたでございまする!!どうか御慈悲を!!天使様!!!』
え?さっき言ってた事と違うだと?
そんなの知らん!!今は自分の命を繋ぐ為なら何だってしよう!
プライド?そこらへんの犬にでも食わせときな!!
今のあたしの状況、ドベーッと机に乗っかり膝を折って上半身を全てを机につきそうなくらいに折り曲げた状態だ。
良いよね。我が国日本の困った時の最終手段。その名を必殺、DO☆GE☆ZA☆
さずかに呆れたのか、許してくれた。
かと思いきや、
「許してあげる。その変わり一緒に来なさい。私は優しいからね。悪魔ではないのよ、決して。」
ぉうふっ それは、許してないと受け取って良いですか。
『てか、許すも何も最初から巻き込む気だったでしょ。』
そこで涼はむっとした。
「失礼ねぇ人聞きの悪い、一緒について来るだけじゃない。」
それに問題があるんだよ。
「ねぇ真冬、こんなに人が頭下げてまでお願いしてるのよ?でもって、さっきの発言もなかった事にしてあげてるの。ね、私何も嫌がることしてないでしょ。だから、ね?」
言いたい事は沢山ある。でも言ったところでこの応えを出させ様と涼はするだろう。だからここはもう傷の浅い内に、
『ハイ、喜んでご同行させて頂きマス。』
きっちり丁寧に返事をしておこう。