秘密少女の非日常。Ⅱ
――――――
――――――――三日後―…
「さ、行くわよ真冬」
やって来ました今日この日。皆さん学校が終わり嬉しそう。涼は嫌そうだけど若干嬉しそう。あたしは…
「バイバイ瀬川さん、あれ?岡崎さんどうしたの?顔がヘン…いや、顔が悪そ…いや、顔色が悪くて気持ち悪いよ?」
うぉぃい!!扱い違う!!涼にフレンドリーだったのに何この格差!!涼、言い返すんだ!!
「ああ、これなら普段と変わらないから大丈夫よ?それじゃ、さようなら。」
……これは酷い。なんという仕打ち。あたし貴女に何かしましたか?親友だと思ってたの自分だけ?
悲しみの視線を涼に向けても無視されました。
「ほら真冬、早く行くわよ。」
そう言ってカバンを持って入口に向かって歩きだした。
『…………』
チラッ ふっ
『~っ!!?』
あんにゃろーバカにして。別に知ってますよ、顔良くないってこと。ええ気持ち悪いことも知っていますとも。でもそんなんにしたのは他でもない、涼でしょーが!
どーしてやろうか……ハッ そうだよ、別に涼に脅されたからって一緒に行くことないじゃん!
………いっそのこと、何か理由を付けてバックレようか…うん、そうしよう!!
『あっ今思い出した!!今日スーパーの売り出しあるんだった!1人暮らしの味方!!っということで、あたしは今からスーパー行ってきます。』
「……プルプルプルー…あっもしもし鈴木さん?スーパーに買い出し頼めるか『ぬぅあああ!!』ブチッ
「………何で切るのよ?」
『いっいやー、考えたら冷蔵庫にまだ食材残ってたかな~って。あはは』
ジーー
「…そっじゃ問題ないわね。行きましょ」
『あ、また思い出した!!今日はデートだ!』
「あんた付き合ってないでしょ。」
『きょ、今日ニンニクとかキムチお昼に食べたからめちゃくちゃ臭うんだよねー。ほっほらゾウさんに臭いって思われたくないし!!』
「今日食べたのはパンでしょ。」
『おお親に早く帰って来いって言われてたんだ!!はっ早く帰らな「あんたさっき1人暮らしって行ったじゃない。」
……!! NOOOOOOOOOO!!!!
ヤ、ヤバいこれ以上思いつかない。どどどーしよう、どうやって逃げたら…
「……ねえ、真冬」
ビクゥ!!
『な、何かな涼』
「さっきから何かある様に言っていたけどもしかして……」
にーっこり
あ、死んだな。と思いました。
「…今さら、行きたくない、なんて…言わないわよ、ね?」
ヒィイイイイイイイ!!!!!!
『そんなこと、あありませぇえん!!ぜひっお供させてください!!』
敬礼して言うと、ウム、と頷く涼がいた。
うっうっ……コワイよぉお!!
あ、キモいって?サーセン。