秘密少女の非日常。Ⅱ
『もう絶対にしないって約束して?』
「するする」
『人前で恥ずかしいし、メイドさん達に連れてかれた時なんかスッゴク恥ずかしかった』
「うんうん」
『パーティーに行くんだったら言ってよ。ちゃんと一緒に行くから…』
「うん」
『明日買い物行こうね。勿論奢りで。』
「ウンウン…ってはーー!?」
よっしゃ!!かかった!
「私明日デートなんですケド。」
『仕方ないなぁ……
あたしのためにすっぽかせ』
仕方ない。許す。とでも思ったかこのヤローめが。
「イヤイヤイヤイヤ。せっかくあっちにも暇が出たんだから」
ふっ…
『あたしさっきその口からウンって聞いちゃったんだよな~
あっそれとも、涼はあたしとの約束守らないつもりなんだぁー』ニヤ
涼「……。」
『そっかそっかー涼ってホントはそんなだったのかー』
チラッと見ると
俗に言う?怒りマークがこめかみ辺りにある。けど気にしなぁーい!
さあ!!涼!どうなのさ!!友情を取るか男を取るか!?
……………
「…はあ。分かった分かりましたよ。明日ね」
勝った
『ぃやったーっ!!』
手を上げて力の限りブンブン振りまくる
「あ…」
『え…?』
ドコッ
「っつ!」
『え゙…?』