温かい君の手


「おい、何が嫌だ!お前俺に反抗していいと思ってるのか?」


あたしは、髪の毛を思いっきり引っ張られて顔を覗かれた



「……痛いよ」


つい本音が出てしまった



「おい、さっきから生意気な口を聞くようになったな」


父親の目は死んでいた



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