髪の短い天使
どんな、前髪にして来だろうか……
私的には、右わけがいいと思っているが、パッつんも逆にいいかもしれない……
気が付けばいつも、麗ちゃんのことを考えていた。
なんでだろ……麗ちゃんはいい友達だから?……ていうか、麗ちゃんはただの友達なのか?もっと、もっと違う気がする。
私は、時計を見て、そろそろ行かなきゃと思い、制服に着替えて、靴を履く。
そういえば……頼は元気だろうか……
頼、かつて私の一番の友達……親友だった人。
本当に一番の友達だったと思っていたのに……
人は、ああも簡単に人を裏切ることが出来るのだろうか……
考えていても、わかったことなんて何一つとしてなかった。
一人で、とぼとぼと歩いていると、目の前によく知っている人物……麗ちゃんがいた。
いつも、学校に行くときは、時間帯が違うから、滅多に会わないのに、珍しい事もあるものだ……
「麗ちゃ……」
話し掛けようとして、私は止めた。
麗ちゃんは、またまた私とよく知っている人物と話していたのだ。