髪の短い天使



はじめの方は、気まずい空気だったが、話しているうちに、昔のように話すようになった。









頼と雅行<神谷>は、あれからは普通の友達として付き合っているらしい。








雅行とは、今度冬休みに、遊園地に行く約束をした。








「なあ、美幸。麗さんと何があったんだ?」








しつこく、兄さんが聞いてくる。








「兄さん、しつこい。」









「別に教えてくれたっていいだろ?」








なんか、面倒になってきたな。まあ、話をするくらいはいいだろう。








「いや、実はさ今日……」







それは、今日の朝のこと……








< 139 / 182 >

この作品をシェア

pagetop