髪の短い天使
「げっ」
私が、しまったという顔をしていると、教室から生徒が沢山出てきた。
「何、何?」「え?誰?侵入者?」「あ、可愛いじゃん。」「何?転校生?」
「こら!教室に入りなさい。」
先生の言うことを、みんな聞かないで私のことを見ている。
しょうがないな……ちょっと、黙らせてやろうかな……
「はじめまして、須藤美幸です。かなりのナルシストなんで、それでも仲良くしてほしい人は、私に言って下さいね。」
私がウィンクをして言うと、誰かが言った。
「あ!この子、あの[Mix]って言う小学生、中学生に人気の人気雑誌の、カリスマモデル、ミユキじゃない?!」
そうそう、そのミユキ私。
Mixか……みんな読んでるんだな……
「マジだ!本当に可愛い。」
当たり前でしょ?私は、可愛いの。
そんなことより、職員室行かないと……
そう思ってると、授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。