髪の短い天使
やだ……なんで、頼が出てきたんだろう……
「じゃあ、横山さん……」
私は、このあとしっかり五十分横山さんと長々とお話をした。
お昼を食べたあと、教室に向かうことにした。
場所を教えてもらって、二年四組に入る。
教室に入るとほとんどの人が、席に座っていた。
一つ席が空いてるが、休みの人の席だろう……
みんなの前に立つと、さすがに緊張する……
「須藤美幸です。よろしくお願いします。」
昼休みの間は、ずっとみんなの質問攻めにあっていた。
午後の授業が始まると、私はすっかり二年四組に馴染んでいた。
みっちゃん。と呼ばれるようにもなった。
天使か……私も会えるのかな?横山さん。
天使が親友か……
いつか、現れるといいな……
「あれ?雨宮は、どうした?サボりか?」
先生がみんなに聞くが、誰も答えない。
何、何?雨宮って人は、ずいぶんの不良なのかな……
中学生からサボりか……勇気あるな。