髪の短い天使
「麗ちゃん、なんでもいいけど、パフォーマンスだけは、絶対に出てよ。しかも、パフォーマンスが赤団の方が上だったら、勝かもしれないんだし、四組だって、このまま麗ちゃんが頑張れば、一位になるよ?」
麗ちゃんは、しばらく考えてから、黙って頷いた。
「生徒会種目に出る人は、入場門に集まって下さい。」
「とにかく、私たちは応援団なんだから、応援しよ。応援!」
急に麗ちゃんのやる気が、起きたんだとさ。