rain×rain【完】



「あれは…一体どう言うつもりなんだ?
桜をあんなに傷つけて…。」


始めに口を開いたのは意外にも新八だった


「自分を見失ってた。」


俺はただ一言そう言った。



「だからってあんなことしていいのかよ!?桜は…桜は…。」


平助が感情的に声を上げた。


「ほんとに悪いと思ってる。」


なにも関係のない桜をあんな風にしちまったんだ…

悪いと思わないはずがない。



「俺は…」


一呼吸おき続きを言った。






「俺はどんな罰を受ける覚悟はできてる」





















< 148 / 264 >

この作品をシェア

pagetop