rain×rain【完】
「暑いなぁ~」
そう言って桜は袴の胸元をパタパタする
「おい左之助、エアコンつけて来いよ。」
…えあ…こ?
なんだそれ?
「あー!!」といきなり大声をあげたかと思えばすぐに笑い始めた。
「そう言えばエアコンないんだあっ…あっははははっ。」
一体何がおもしろいんだ?
「総司ー!!」
もはや桜は総司までをも呼び捨てしている
「なに?」
いつものすました笑顔で総司は返した。
「呼んでみただけーっ!!」
………なんじゃそれゃ。
ガックリと転けそうになる。
そして目の前にいる平助にダイブした。
「おんぶして…………。」
そう言って桜はガクっと眠りに入って行った。
桜…酔っぱらうと怖えな…